カテゴリー: ビジョン・philosophy

  • ベルギー大使館

    ベルギー大使館

    駐日ベルギー大使館

    ベルギー大使館

    ベルギー大使館に訪問。

    大使館のマネケン・ピス


    「マネケン・ピス」は、ベルギー・ブリュッセル中心部にある、裸の小さな男の子が小便をしている姿を模した銅製の噴水彫刻です。その存在は15世紀半ばから証明されていますが、1619年にブラバントの彫刻家ジェローム・デュケスノワイ・ザ・エルダーによって再設計されました。彫刻は繰り返し盗まれたり損傷したりしてきましたが、1965年以降はレプリカが展示され、オリジナルはブリュッセル市博物館に収蔵されています​​。

    マネケン・ピスは、ブリュッセルやベルギーを代表するシンボルの一つであり、いくつかの伝説に触発され、国内外で多数の模倣や類似の彫刻を生み出しています。この像は定期的に衣装を着せられ、その衣装は約1000種類にも及びます。2017年からは、これらの衣装を展示する専用の博物館「ガルデローブ・マネケンピス」が開館しています。自虐的な性質を持つマネケン・ピスは、ブリュッセルの民間のユーモア(ズワンゼ)の例としても知られています​​。

    マネケン・ピスには、多くの伝説が存在しています。例えば、火災から街を救った少年、戦いで敵軍に小便をして勝利を収めた少年、魔女の家の壁に小便をした貴族の息子が魔女によって彫像に変えられた話などがあります​​。また、特別な機会や祭りで彫像が衣装を着せられる伝統は18世紀から続いています​​。

    この小さな彫像は、ブリュッセルで最も重要なランドマークの一つとされており、アトミウムやグラン・プラスとともに訪れる価値があるとされています。マネケン・ピスの「姉妹」であるジャンヌケ・ピスも近くにあり、これは小便をする少年の女性版で、あまり有名ではありませんが興味深いものです

  • ミミズ繁殖

    ミミズ繁殖

    みみず繁殖

    みみずは土の帝王 東京牧場のミミズ繁殖

    「森の匂い」は、みみずの糞尿?
    世界の土は、みみずが中心となり作ったのか?

    土の帝王 ミミズ

    「土の帝王」という表現を聞いたことはありますか? この「土の帝王」とは一般的にミミズを指します。ミミズは土壌の健康と肥沃さに不可欠な役割を果たすため、このように称されます。ミミズは、以下の方法で土壌に貢献します

    • 土壌の通気性と排水性の向上:ミミズが土中を移動する際に作るトンネルは、空気と水が土壌中を流れるのを助けます。これにより、根の健康に必要な酸素の供給が改善されます。
    • 有機物の分解:ミミズは腐植質や他の有機物を食べ、微生物が分解しやすい形に変えます。ミミズの排泄物(キャスティングス)は、栄養価が高く、土壌の構造と肥沃さを高めます
    • 土壌構造の改善:ミミズの活動は土壌粒子をより良く結合させ、土壌の保水性と栄養保持能力を向上させます。

    これらの貢献により、ミミズは自然界の土壌改良剤としての役割を果たし、植物の成長に適した環境を提供します。そのため、ミミズは「土の帝王」としての称号を持ち、自然環境と農業の両方において極めて価値がある生物と見なされています。

    東京牧場での「みみず」繁殖

    東京牧場では、多くの生物を繁殖していますが、ミミズ繁殖は凄いものと実感しました。この実験開始前には、「食品残渣」と「土壌改善」さらには「社会コスト」の削減と、スクールラボでの神奈川県立高校生の授業で、サイティナブルな日本を目指す中で、大きな課題であると気づかされました。

    食品残渣も畑の資源

    食品部門で排出される野菜のヘタや切りカスなどは、一般に「食品残渣」と呼ばれます。食品残渣は、食品の加工や調理過程で発生する廃棄物や余剰物のことを指し、野菜の皮や種、果物の芯や皮、食品の切れ端などが含まれます。これらの残渣は、家庭や食品加工業での調理過程で発生し、適切に管理されないと環境汚染や資源の無駄遣いにつながる可能性があります。

    しかし、これらの食品残渣は有機物であるため、ミミズコンポスト化することで土壌の肥料として再利用することが可能です。みみずコンポスト化により、残渣を有効利用し、土壌の肥沃度を向上させることができます。また、食品残渣を減らすための工夫として、可能な限り食材を余すことなく使用する料理法や、皮や種なども活用するレシピも広がっています。

    食品残渣の適切な管理と利用は、持続可能な食品消費と環境保護の観点から重要であり、廃棄物削減とリサイクルの促進に貢献できる方法を検討していきます。

    チャールズ・ダーウィンの著作『ミミズによる土壌の形成』(原題:”The Formation of Vegetable Mould through the Action of Worms with Observations on their Habits”、1881年出版)は、彼の生涯にわたる研究の集大成の一つで、特にミミズが土壌の形成と肥沃化にどのように貢献しているかを探求しています。この著作は、ミミズの生態と地球上の土壌形成への影響に関する画期的な研究として評価されています。

    ダーウィンは、以下の主要なポイントを著書で強調しています:

    1. ミミズの土壌への影響:ダーウィンはミミズが土壌をどのように食べ、有機物を分解し、そして土壌内を移動することで、土壌の通気性や排水性を改善し、結果として土壌の質を高めるかを詳細に記述しています。
    2. 土壌の層の形成:ミミズの活動によって時間とともに土壌の層がどのように形成されるか、特にミミズが排出する土の粒子(ミミズの糞)が時間をかけて積み重なることで土壌層がどのように変化するかを説明しています。
    3. ミミズの生態学的重要性:ミミズが土壌の生態系において果たす基本的な役割、特に植物の成長に必要な栄養素の循環にどのように貢献しているかを強調しています。
    4. ミミズの行動と習性の観察:ミミズの習性、行動パターン、さらには感覚器官の機能についての観察結果を提供し、これらがどのようにミミズの生態学的役割と土壌形成への貢献に結びついているかを説明しています。

    ダーウィンのこの著作は、ミミズの地球上での役割を初めて本格的に科学的に検証したものであり、生態学だけでなく、土壌学や農業科学においても重要な影響を与えました。ミミズと土壌の相互作用に関する彼の洞察は、今日でも環境科学や持続可能な農業の分野で引用され続けています。


  • 「美」の由来は羊

    「美」の由来は羊

    美は、羊と大きいの漢字で構成

    大きい羊が「美」の発祥 image by AI Amigos

    麻布大学獣医学部の教授と「羊」を食べていた時、大きい羊が美という字になったとお聞きした。
    また、羊という字が入る漢字は、相当な数があるとの事で、古来から「羊」の存在は人間に重要だったのかと思う。

    美はすばらしい?

    漢字「美」は、古代中国の象形文字から進化してきたもので、元々は大きな羊、すなわち価値のある、素晴らしいという意味合いで「美」が使われていたと考えられています。しかし、「美」の字が現代で使われる際の主な意味は「美しい」や「美しさ」であり、羊に限定されることはありません。

    羊から石鹸ができた説
    石鹸の起源に関する一つの逸話によると、石鹸の製造はローマ時代に偶然発見されたとされています。この話によると、ローマの丘、サポ山(Sapo Hill)で動物を犠牲にした後、雨が脂肪と灰をティーバー川に流し込み、この混合物が川の水で洗濯をしていた女性たちによって発見されたというものです。彼女たちは、この混合物が衣服をきれいにする効果があることに気づきました。サポからソープ

    一般的な話では、石鹸の起源は非常に古く、約4500年前にさかのぼるとされています。最初の石鹸の形態は、現在私たちが使用しているようなものとは異なり、主に動物の脂肪と灰を混ぜ合わせたものでした。この混合物は、脂肪の酸化と灰中のアルカリ成分が反応し、清掃作用を持つ基本的な石鹸を形成します。

    石鹸の最初の記録は古代バビロニアにまで遡ります。約2800年前のバビロニアの粘土板には、動物の脂肪と木の灰を煮沸することで石鹸を製造する方法が記されています。この時代の石鹸は、主に羊毛の洗浄や医療目的で使用されていました。

    古代エジプトでも石鹸に似た清掃剤が使用されていました。エジプト人は、動物の脂肪と植物の灰を組み合わせて作られた物質を使って、体を清潔に保つことの重要性を認識していました。エジプトのパピルス文書には、紀元前1500年ごろの石鹸のレシピが記録されています。

    その後、石鹸の製造と使用は地中海地域を通じて広がり、特にローマ帝国時代には一般的な清潔習慣として石鹸の使用が確立しました。ローマ人は公共の浴場を頻繁に利用し、石鹸の使用は身体を清潔に保つための重要な手段となりました。しかし、ローマ帝国の衰退とともに、石鹸の使用はヨーロッパで一時的に衰退しました。

    中世ヨーロッパを通じて、石鹸製造は徐々に発展し、特にイスラム世界では高度な石鹸製造技術が発展しました。12世紀には、イスラム科学者たちは石鹸製造のために植物油を使用し始め、より洗練された石鹸を製造しました。これらの技術は後にヨーロッパに伝わり、石鹸製造が再び栄えるきっかけとなりました。

    現代の石鹸製造技術とその広範な利用は、これら古代からの知識と技術の積み重ねの結果です。

    その石鹸で洗うと、「美」しくなれたのでしょうか?しょうか?

  • エドウィン ダン記念館

    エドウィン ダン記念館

    エドウィン ダン記念館

    北海道畜産業に貢献したエドウィン ダン


    エドウィン・ダン(Edwin Dun)は、明治時代の近代化プロセス中に北海道開拓使によって「お雇い外国人」として雇われ、日本政府に近代的な農業技術の導入を助言しました。ダンは、北海道での農業、特に畜産業の発展に大きく貢献し、日本の農業技術の近代化に重要な役割を果たしました。

    その後、1893年から1897年までアメリカ合衆国の日本への特命全権公使として勤務し、日米間の外交関係強化に貢献しました。ダンは、アメリカと日本の間の友好関係を深め、両国間の文化的および経済的な交流を促進するために尽力しました

    1876年(明治9年)札幌へ赴任

    札幌へ赴任したエドウィン ダンは、牧羊場、牧馬場、牧牛場の建設を提案し、そこで多くの品種改良をおこないました。
    また、バター・チーズの製造やハム・ソーセージの加工技術の指導もおこなっていきました。

    場 所: エドウィン ダン記念館
    住 所: 北海道札幌市南区真駒内泉町1丁目 

  • 口伝口承は心に刻まれる物語

    口伝口承は心に刻まれる物語

    口伝口承は、こどもたちの心に残る

    森の中での語りは、こどもの心に残る image by AI Amigos

    こどもの時に聞いた話は、どんなシーンで語られたものでしょうか? 布団に入って母が読む絵本? たき火や暖炉の前での話? 私は印象深く思い出される話は、回りの情景や語り手のトーンなど、五感全てで聞いて体に刻みこまれたのだ思います。

    アイヌ文化「ユーカラ」

    アイヌ文化における「ユーカラ」は、アイヌの神々や英雄の伝説、自然との関係を詠んだ口承文学です。ユーカラは古くからアイヌの人々によって語り継がれてきましたが、書き言葉がなかったために、これらの物語は口伝で伝えられてきました。代表的なユーカラには、以下のようなものがあります。

    1. コタンコロカムイユーカラ(コタンコロの神のユーカラ) – コタンコロカムイ(コタンの神)は、アイヌの集落を守る神とされており、このユーカラはその神の物語を語っています。コタンコロカムイは人々を守り、狩猟や漁を成功させるための指導者としても崇められています。
    2. オキクルミユーカラ(オキクルミのユーカラ) – オキクルミはアイヌの文化における文化英雄であり、人々に狩猟、漁業、農業などの技術を教えたとされる神話上の存在です。オキクルミの物語は、アイヌの人々が自然と共生する知恵や技術を伝える重要な物語です。
    3. シラルシュペユーカラ(シラルシュペのユーカラ) – シラルシュペは美しい声を持つ女性であり、このユーカラは恋愛物語や家族の絆をテーマにしています。シラルシュペユーカラは、アイヌ文化における家族の大切さや愛の力を伝える物語です。
    4. ユーカラの中の動物たち – ユーカラには、クマや鷹など、自然界のさまざまな動物が登場します。これらの動物は、アイヌの人々にとって重要な存在であり、自然への敬意と感謝の気持ちを象徴しています。

    ユーカラはアイヌ文化の精神性や価値観、自然との深い関わりを伝える重要な要素です。これらの物語を通じて、アイヌの人々は過去から現在に至るまで、世代を超えて知恵や価値観を共有し続けています。


    文字のない時代は、知識を伝えるには口から口へが基本です。落語もまた、師匠が喋ることを書き取ったりせず、そのまま体に染み込ませていきます。文字化して固定し確定させていくものではありません。  (中略)  文字化して固定する事で、ある意味死んだ状態になるわけで
    (黒崎政男「哲学者クロサキの哲学超入門」)

    話に、息を吹き込み魂を与えられる語りが必要だと、考えさせられました。

  • フードマイル

    フードマイル

    フードマイル

    長旅する野菜たち By AI Amigos

    地産地消「消費地に近いところで食料生産」が、地球の環境に重要

    フードマイル(Food Miles)


    フードマイル(Food Miles)とは、食品が生産される場所から消費者の元に届くまでに移動する距離を測る指標です。この概念は、食品輸送が環境に与える影響、特に地球温暖化の主要な原因である二酸化炭素排出量の増加に焦点を当てています。フードマイルが長いほど、輸送による環境への負担が大きくなると考えられており、地産地消や持続可能な消費パターンへの関心が高まる中で重要な概念となっています。

    食品のフードマイルを減らすことによって、輸送に伴う二酸化炭素排出量を削減し、地球温暖化の進行を遅らせることができるとされています。また、地域の農産物を支持することで地元経済を促進し、新鮮な食材を消費者に提供するという利点もあります。フードマイルの概念は、持続可能な食品システムへの移行を促進するための一つの手段として、世界中で注目を集めています。

    カーボンフットプリント

    フードマイルとカーボンフットプリントは、環境影響を評価する際に密接に関連しています。フードマイルは、食品が生産地から消費者に届くまでの輸送距離を指し、この輸送過程で発生する二酸化炭素(CO2)排出量が環境に与える影響を示します。一方、カーボンフットプリントは、ある商品や活動が直接的および間接的に引き起こすCO2排出量の総和を測る指標であり、温室効果ガスの排出による環境への影響を評価するために用いられます。

    フードマイルの概念は、カーボンフットプリントの計算において重要な要素の一つです。食品輸送はカーボンフットプリントに大きく寄与する部分であり、長いフードマイルはそれだけ多くのCO2を排出し、その結果としてカーボンフットプリントを増加させることになります。食品の生産から消費までの全プロセスにおけるエネルギー使用量と温室効果ガスの排出量を考慮することで、より正確なカーボンフットプリントを算出することができます。

    そのため、フードマイルを減らすことは、カーボンフットプリントの削減に直接的に貢献することになります。地産地消の推進や、輸送距離の短い食品の選択は、環境への負担を軽減し、持続可能な消費パターンへの移行を促進する上で有効な手段です。

    日本は原油を輸入に依存しており、その大部分は輸送セクターに使われています。

    1. 輸送セクター:ガソリン、ディーゼル燃料、航空燃料など、輸送手段で使用される燃料の生産に大量の原油が消費されます。自動車、トラック、船舶、航空機などがこれに該当します。

    参考:経済産業省 資源エネルギー庁

    神奈川県立農業高校に、都市農業科誕生 「地産地消で地球に優しく」