カテゴリー: 種の保存

種の保存ページです。

  • 間伐材って?|森を強く、地域を豊かにする木材の基礎知識

    間伐材って?|森を強く、地域を豊かにする木材の基礎知識

    森を健やかに育て、地域を元気にする木材です。
    植林後に木が密になりすぎると、日光や養分が不足して森が弱ります。そこで一部の木を計画的に間引く作業を間伐といい、その時に伐り出された木が間伐材です。


    こんな課題を解決します

    • 森の健康:過密を解消して根張りと幹の太りを促進。風倒木や病害のリスクを下げます。
    • 生物多様性:林床に光が届き、草花・昆虫・小動物が戻ります。
    • 土砂災害の抑制:健全な根系は表土流出を抑えます。
    • 地域の仕事づくり:伐採・搬出・製材・加工で地元の雇用と経済循環が生まれます。
    • カーボンマネジメント:木材として長く使うことで炭素を固定し、再造林とセットで循環を回します。

    間伐の流れ(シンプル解説)

    1. 森林調査:樹種・本数・成長状況を把握。
    2. 施業設計:どの木を残し、どの木を伐るかを計画。
    3. 伐採・搬出:安全に配慮して作業。路網整備も重要。
    4. 製材・乾燥:用途に合わせて加工。含水率管理が品質を左右。
    5. 活用・再造林:家具・建築・紙・パッケージ等に活用し、次の世代の森を育てます。

    ポイント:間伐は“森を壊す”のではなく“森を整える”こと。残す木を元気にする医療行為のようなものです。


    間伐材の魅力

    • やさしい風合い:年輪が素直で、ナチュラルな表情。
    • 環境配慮:資源循環に貢献。輸送距離が短い“地産材”ならCO₂も抑えられます。
    • 価格と価値:構造材・内装材・雑貨材まで幅広い用途。SDGsやESG調達に親和的。
    • トレーサビリティ:産地・樹種・施業履歴を伝えられると、商品に“物語”が宿ります。

    こんなところで使えます

    • 建築・内装:フローリング、羽目板、合板、造作材
    • 家具・什器:テーブル、スツール、店舗什器
    • 紙・パッケージ:化粧箱、緩衝材、紙製什器
    • クラフト・雑貨:まな板、コースター、玩具、文具
    • エネルギー:木質チップ・ペレット(素材として使えない部位の有効活用

    よくある誤解

    Q. 間伐は環境に悪い?
    A. いいえ。適切な計画にもとづく間伐は、森の長期的な健康を守る保全行為です。

    Q. 間伐材は“低品質”なの?
    A. 用途設計と乾燥管理が鍵。内装・家具・紙などに最適な魅力があります。

    Q. 輸入材と比べて高い?
    A. 運賃や為替に左右されにくく、地域経済への波及やストーリー価値を含めると総合的なメリットがあります。


    購入・導入ガイド

    1. 用途を決める:構造/内装/家具/雑貨/紙/エネルギー
    2. 仕様を決める:樹種(スギ/ヒノキなど)、寸法、公差、含水率、仕上げ
    3. 証明や表示:合法木材、地域材表示、CO₂固定量の目安表示など
    4. デザイン:節や色味を“個性”として活かす設計が相性◎
    5. メンテナンス:オイル/ワックス等の提案で長く使ってもらう

    数字で見る(例示)

    • 木は1m³あたり約1トンのCO₂を固定するといわれます(樹種・条件で変動)。
    • 間伐で林床照度が上がり、更新・下層植生の回復に寄与します。
      ※数値は一般的な目安です。プロジェクトごとに確認します。

    東京牧場での取り組み

    • 地域材×デザイン:間伐材でリースを制作、イベント・公共空間に設置
    • 教育プログラム:高校生インターンと“森の見学〜製作”の体験学習
    • ゼロ廃棄設計:端材を紙・パッケージ・ペレットに展開

    SDGsとの関係

    • 12 つくる責任つかう責任:循環型素材として
    • 13 気候変動に具体的対策を:木材長期利用による炭素固定
    • 15 陸の豊かさも守ろう:健全な森林管理

    当社は、健全な森林管理によって生まれる間伐材の優先調達を推進します。合法性確認・産地情報・施業履歴の開示に努め、地域経済と生態系保全に資するサプライチェーンを構築します。


    お問い合わせ

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  • 聖書の芯にある羊

    羊なくして聖書は語れない

    聖書には羊が400回以上登場します。
    それは単なる動物の話ではなく、人類の歴史と救いの計画を象徴する大切な鍵だからです。 
    このページでは、聖書と羊の関係をたどりながら分かりやすく解説します

    1 羊の始まり|エデンの園と神の覆い
    聖書で最初に羊が登場するのは、アダムとエバ(イブ)が罪を犯し、裸を恥じたとき。
    彼らはイチジクの葉で体を覆いましたが、神は彼らのために羊を屠り、羊の毛皮を与えました。
    この時、初めて命が失われ、人の罪を覆うためにいけにえとしての血と命がささげられたのです。

    2 カインとアベル|受け入れられるささげもの
    アダムとエバの息子たち、カインとアベルは神にささげものをしました。
    ・カイン:地の作物
    ・アベル:最良の羊の初子

    神に受け入れられたのは、アベルの羊のささげものでした。
    なぜか?・・・それは血による償いと信仰がそこにあったからです。

    3 ノアの箱舟と「きよい動物」
    洪水前にノアが箱舟に連れて行った動物たちはペアのオス・メス2匹でしたが、羊などの「きよい動物」は7つがいずつ連れて行かれました。
    羊は、聖書的に清く神に喜ばれる家畜なのです。



    4 ダビデ王とナタン|羊と人の心の物語

    預言者ナタンが語ったたとえ話:
    「ある貧しい男は、たった1匹のメスの羊を娘のように可愛がっていた。その羊を、裕福な男が奪って料理してしまった。」

    これを聞いたダビデ王は激怒。
    しかしナタンは言います:「その男はあなたです。

    ダビデは自らの罪を悔い、神の許しを乞うのです。

    5 イエス・キリスト|神の子羊

    洗礼者ヨハネは、イエスをこう紹介しました:
    「見よ、世の罪を取り除く神の子羊」

    イエスは、まさに旧約聖書から続く「いけにえの羊」の成就です。
    傷のない、罪なき者が、他者の罪のために屠られる。
    この償いによって、私たちは神との関係を回復します。

    6 イザヤの預言と十字架の沈黙

    「毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように、彼は口を開かない」


    イエスの十字架の姿は、イザヤ書で預言されていました。
    神の子羊であるイエスは、すべての人の罪を背負い、黙して死に臨みました。


    7 過越の祭りとイースター
    過越の祭り(ペサハ)は、神がエジプトに下した災いを、子羊の血によって「過ぎ越す」出来事を記念します。
    ・ 血を家の門柱に塗る
    ・ 子羊の肉を家族で食べる
    そして翌日、パン種(イースト)を入れないパンと苦菜を急いで食べ、エジプトを脱出した、イスラエル人が奴隷から解放されたことを祝う祭りです。

    過越の祭りは、春の祭りです。時期はちょうどイースターとかぶります。

    そしてまさに、イエス・キリストが十字架につけられたのは、過越の子羊が屠られるその日でした。

    8 信仰の証

    「羊は、人と寄り添うように創造された家畜と思います。群れで落ち着く性質も、孤独時に人に近づく性質も、すべてが他の生き物と異なります。」

    毛刈りの間じっとしている羊の姿に、イザヤ書の言葉が重なります。

    漢字の「義」は、「我」の上に「羊」が乗っています。
    これは、「神の子羊によって、自分の罪が覆われ正しい者とされる」という福音の中心を示す象徴的な文字です。


    9 最後に
    神の目から見て私たち人間も羊のようなものです。
    愚かで群れていないと不安になり、目の前のものばかりに振り回され、迷子になり、臆病です。
    聖書では、、政治家と民、親と子ども、といった社会構造の基本が、羊飼いと羊の関係にたとえて書いてあるとおもいます。
    モーセやダビデも、民を導く前に羊飼いとしての時を過ごしました。

    実際に羊を飼うことが、人を導くリーダーとしての訓練になっていた・・・そんな原則が、聖書の物語にさりげなく織り込まれているのはとても興味深いことですね。

  • 農地活性

    農地活性

    東京牧場は、農地を活用いたします

    農地を数年放置し竹に浸食された

    農地が数年放置された結果、四方から竹が勢いよく伸び、畝や作物の跡形もなく覆いつくしてしまった。地下茎は深く張り巡り、人の手では掘れないほど広範囲に広がる。本来の耕作地は竹林と化し、陽の光さえ遮られ、農作業は困難を極める。

    農地が竹に浸食されないためには、定期的に竹の根(地下茎)を掘り起こし、拡大を防ぐことや、竹の根は広範囲に広がるため、境界部に遮根シートを埋めたり、竹が入り込んだ場合は早期に伐採し、再生を防ぐために切り株や根も取り除くことが重要になります。

    東京牧場 代表の中川利光氏と竹に浸食された農地を視察

      人ひとりがやっと通れるほどに生い茂った竹藪に入る、東京牧場 代表 中川利光氏
    地主の、うつむき歩く背中が竹藪に消えてゆく姿を見つめた。地主の目には、かつて手塩にかけた畑の面影が重なる。長年耕してきた土地が、竹に呑まれていく無力感に胸が痛む。中川利光氏は地主に、声をかける。「まだ遅くはない。共に手を入れれば、この地もまた甦るはずだ」と。

    重機が動き始め、長年地中に張り巡らされた竹の根を次々に掘り起こしていく。かつて竹に覆われたその土地が、次第に光を取り戻していく様を見つめる地主の目には、安堵と感動が混じる。手の届かない荒地と思っていた場所が、再び畑として息を吹き返す姿に、年月を超えた希望を見出す。「戻ってきた」と、土の香りを胸いっぱいに吸い込み、かすかに笑みを浮かべた。

    自由な世界、自然に抱かれて過ごす日常は何物にもかえがたい

    二度と荒れた農地にしたくない選択

    再び土地が荒れ、竹に浸食されないためには、継続的な管理と活用が不可欠です。放置すれば自然はすぐにその隙を突いてきます。だからこそ、信頼できる活用先に委ねることが大切です。農地を活かし続ける力を持つ「東京牧場」に相談すれば、再生した土地が持続的に活用され、再び荒れることのない未来が築けます。大切な農地を守るためにも、まずは専門家の力を借りることをおすすめします。

    東京牧場が考える農地活用

    竹藪を切り伐根し高校生のデュアル教育の場所になった農地

    東京牧場が提案する農地活用のかたちは「市民農園」です。農業に関心のある都市住民に区画を貸し出し、野菜づくりの楽しさや土に触れる喜びを提供します。この仕組みにより、農地は耕され続け、荒廃を防ぐと同時に、地域とのつながりや食への関心も高まります。東京牧場は、使われなくなった土地を人の手で育む場へと変え、農地と都市をつなぐ持続可能な未来を目指しています。

    農地のお問い合わせは

    羊は、どのように飼うのか?
    東京牧場への質問で一番多いものです。
    羊を飼いたいという目的はなんでしょうか?
    定年帰農、新規就農、自給志向、高級食材需要ねらい、自然生活志向、草刈り等々
    この本は、これから羊を飼ってみたいという人への質問に答えられる最適書だと思います。著者も素敵な方で編集者も東京牧場 檜原村まで取材に来られました。

  • 日本の国鳥「日本雉」繁殖

    日本の国鳥「日本雉」繁殖

    国鳥:日本雉(キジ)

    東京牧場は、日本の国鳥である日本キジの繁殖生産を行っている:檜原村 写真はオス

    日本昔話にも出てくる「日本キジ」は、古くから日本の自然を象徴する鳥とされており、春の訪れを告げる存在としても親しまれています。また、縁起の良い鳥とされ、絵画や文様などにもよく用いられてきました。

    日本キジの繁殖と保存

    日本キジ(Phasianus versicolor)は、日本固有のキジ類であり、その美しい羽色と優雅な姿から「国鳥」としても広く認知されています。日本キジは、日本の自然や文化と深い関わりを持ち、伝統的な絵画や工芸品、文学作品にもその姿がしばしば登場します。以下に、日本キジについての詳細な情報を記述します。

    特徴

    日本キジのオスは、鮮やかな緑色の首、銅色がかった赤い体、長くて黒い尾羽を持ち、非常に目立つ外見をしています。一方、メスは地味な茶色で、保護色としての役割を果たしており、草地や森林の中で目立ちにくくなっています。オスは特に繁殖期になると、美しい声で鳴き、メスを引きつけます。

    日本キジ メス 東京牧場繁殖部
    日本雉のヒナ

    生息地

    日本キジは、本州、四国、九州といった日本の主要な島々に自然分布しています。森林、草地、農耕地の近くなど、さまざまな環境で見られますが、生息地の破壊や環境変化により、一部地域ではその数が減少しているとも報告されています。

    食性

    日本キジは雑食性で、種子、果実、昆虫、小さな爬虫類など、さまざまな食物を食べます。その食性の多様性は、日本キジが様々な環境に適応して生きることを可能にしています。

    繁殖

    春になると、オスは縄張りを主張し、美しい鳴き声でメスを誘います。オスは複数のメスと繁殖することがあり、メスは地面に巣を作り、4から14個の卵を産みます。卵は約3週間で孵化し、雛は生後すぐに親から独立する能力を持っています。

    文化的意義

    日本キジは、古くから日本の自然を象徴する鳥とされており、日本昔話「ももたろう」にも描かれており、「ケーン」という鳴き声とともに、春の訪れを告げる存在としても親しまれています。また、縁起の良い鳥とされ、絵画や文様などにもよく用いられてきました。

    現在、日本キジは自然環境の変化による影響を受けやすい種として認識されており、その保護と生息地の保全が重要な課題となっています。日本キジは、日本の豊かな自然と文化の象徴であり、その美しさと存在は今後も大切にされるべきです。
    東京牧場では、日本雉の繁殖を行っています。日本キジの保存繁殖に皆様のご支援・ご協力を心よりお願い申し上げます。

    キジ料理について


    [キジ鍋 写真]

    キジ(雉)料理は、日本の古くからの伝統的な食文化の一部です。キジは、その美しい羽毛とともに、狩猟の対象としても価値が高い鳥であり、古代から日本の貴族や武士階級の間で珍重されてきました。特に、宮中や格式高い宴会で供されることがあり、その肉は高級な食材として扱われていました。

    キジ料理の歴史的背景

    古代日本:古代日本では、キジを含む野鳥の狩猟は貴族の娯楽の一つであり、キジは神事や宮中行事での供物としても重宝されました。

    平安時代:この時代には、キジ料理が宮中の宴席などで珍重され、『枕草子』や『源氏物語』などの文学作品にもその様子が描かれています。

    江戸時代:武士や豪商の間でもキジ狩りが行われ、キジ料理は特別な日のごちそうとされました。また、キジは「瑞鳥」ともされ、縁起の良い鳥として捉えられていました。

    キジ料理の種類

    キジ肉は、独特の風味があり、柔らかくジューシーな肉質が特徴です。日本では以下のような料理法でキジを調理してきました。

    1. キジ鍋:キジ肉と野菜を鍋で煮込んだ料理。肉の旨味が野菜や出汁に溶け出し、深い味わいが楽しめます。
    2. 焼き物:キジ肉を塩や味噌で味付けして焼き、シンプルにその風味を楽しむ調理法です。
    3. 煮物:キジ肉をじっくりと煮込んで、柔らかくしてから食べる方法。出汁や調味料と絡めて様々な煮物が作られます。
    4. すき焼き:キジ肉を薄切りにして、野菜や豆腐と共に甘辛いタレで煮て食べる、冬に人気の料理です。

    現代におけるキジ料理

    現代では、キジは野生のものよりも養殖されたものが一般的に流通しており、特別な日や地域の伝統行事などで味わうことが多くなっていますが、その殆どが「日本キジ」ではなく「高麗キジ」です。
    東京牧場では、伝統的な日本料理としての価値を日本の固有種である「日本雉」で伝承したいと考え、日本雉の繁殖のみを手掛けています。

    キジ料理は、日本の食文化の中で受け継がれてきた歴史と伝統を象徴する料理の一つであり、その風味や調理法は、日本の四季や自然への敬意、そして食材への感謝の心を今に伝えるとともに、未来へ残したいと考えておりますので、皆様のご支援ご協力を心よりお願い申し上げます。

    「とし坊日記」
    高校生の頃、源氏物語を選択授業でとっていた。
    『源氏物語』におけるキジの描写は、主にその美しさや貴重さを象徴するものとして用いられ、物語の中でさまざまな比喩や象徴として登場すると聞いた。例えば、キジの鳴き声は恋人たちの情緒的なやり取りの中で引用されることがあり、その澄んだ声が恋の悲しみや喜びを象徴する場面が見られると。最近になり 行幸第29巻において「物忌みのために大原野の行幸にお供しなかった源氏に、冷泉帝から雉の雌雄一対が贈られる。」と改めて見返して、古典に触れる事ができた。

  • 刷り込み Inprinting

    刷り込み Inprinting

    動物と心を通わせられる事はとても素敵な事です。東京牧場飼育部

    生まれて最初に見るものが親

    鳥が生まれて最初に見るものを親と認識する現象は、「刷り込み(Imprinting)」と呼ばれます。これは、生後間もない時期に特定の刺激や対象物に対して固定的な行動パターンや感情的な結びつきを形成する学習プロセスです。特に、鳥類において顕著に見られ、鶏やガチョウ、アヒルなどがこの行動を示します。

    刷り込みは、生物が生存上重要な情報を迅速に学習するための進化的メカニズムと考えられています。鶏の場合、孵化後の最初の数時間から数日間は特に刷り込みが起こりやすい時期で、この間に見た動く物体や聞いた特定の音に強く反応し、それを親と認識して追従する行動をとります。

    日本雉 甘える雛

    日本キジの孵化 東京牧場 鳥類担当

    鶏の卵は、洗卵しない状態で、一定期間生きています。
    有精卵の冷蔵状態ではさらに長期間の保存が可能で、90日冷蔵状態からの孵化も可能です。

    孵化後、最初に顔を見せた飼育担当を親だと思う インプリンティングが見られ、個体個別の育成では飼育員に甘える現象が多くみられます。

    ただ、キジはうこっけいと異なり、一定期間を過ぎると自立行動が見られます。野生の本能があるのでしょうか?

    東京牧場は日本の国鳥でもある日本キジの維持繁殖をしています。

    刷り込みの理由

    刷り込みによって、雛は親鳥を追いかけることで食物の探し方や危険から身を守る方法など、生存に必要なスキルを学びます。このプロセスは、生物学者コンラート・ローレンツによって詳しく研究され、彼の実験ではガチョウの雛がローレンツを親と認識することで有名になりました。

    刷り込みは一度形成されると変更が困難で、その後の動物の行動に大きな影響を及ぼすことが知られています。このため、野生動物の保護や飼育下での繁殖プログラムなどでは、刷り込みの効果を考慮に入れた管理が行われることがあります。

    動物行動学の父と呼ばれるコンラート・ツァハリス・ローレンツ
    オーストリアの動物行動学者。刷り込みの研究者で、近代動物行動学を確立した人物のひとりとして知られる。息子は物理学者のトーマス・ローレンツ。コロンビア大学で医学を学び始めたがウィーンに戻り医学博士となった。
    印象的なものは、「腐敗と同様のプロセスは文明化された人間の中でも起きる」というもの。
    1949年に、一般読書向けに動物行動学を説明する著書『ソロモンの指環』を刊行する。
    1973年ニコ・ティンバーゲン、カール・フォン・フリッシュと共にノーベル生理学・医学賞を受賞

    刷り込み現象の発見は、自らのハイイロガンの雛に母親と間違われた体験からと言われている

    観察という古典的な手法が効果的

    ローレンツの最も大きな功績は、動物行動の観察という当時は軽視されていた古典的な手法を厳密に用い、科学の名に値するものに仕立てたことである。生理学・解剖学などからはわからない、動物の行動を直接研究する分野が生まれることになった。

    観察する事。 動きを真似したり、見なくてもイラストが描けたり・・・。
    日々の観察により、違いが見つけられれば、繁殖飼育に大きなきっかけをつかむことができます。

    動物の行動は種の維持?

    ローレンツは、動物の行動は種を維持するためにあると考えていたが、その後、社会生物学の発展などにより動物の行動は種のためではなく自分自身のため(さらには遺伝子が生き残るため)であると解釈されるようになっていった。

  • 羊飼い募集

    羊飼い募集

    東京牧場は、羊飼いを募集しています。

    羊の種類は数百種類とも言われ、聖書にも登場するほど昔から飼われていた。

    羊飼いという仕事は、単に羊の世話をするだけではありません。それは自然との調和の中で生きる、古くから続く伝統とロマンを感じさせる職業です。羊飼いは、広大な草原や山々を背景に、羊の群れを導きながら生活します。彼らは自然のリズムに合わせて生活し、季節の変化を肌で感じることができます。

    春には新緑の中で子羊が誕生し、夏は羊毛の刈り取りに忙しくなります。秋には羊たちと共に収穫の喜びを分かち合い、冬は雪に覆われた静かな大地で羊たちを暖かく保護します。羊飼いは、これらの季節の変化と共に羊たちの成長を見守り、彼らの健康と安全を守る重要な役割を果たします。

     また、羊飼いの生活は、自然環境との深いつながりを持つことから、都市生活では決して味わえない豊かな経験を提供します。

     星空の下で過ごす夜、野生の動物との遭遇、そして草原を吹き抜ける風の音は、都会では感じることのできない感覚です。

    自由な世界、自然に抱かれて過ごす日常は何物にもかえがたい

      羊飼いになることは、自然と共生する生き方を選ぶことを意味します。それは、忙しい現代社会から離れ、心の平和と自由を求める旅です。自然の中で羊と共に時間を過ごし、地球のリズムを体感することは、間違いなく魂を豊かにし、人生の新たな意味を見出すことでしょう。

    あなたに合う生き方は?

    一度の人生ですが、やり直しは何度でも効きます。自分にあった生き方ができれば、毎日が充実します。あなたにはどんな生き方があっているのでしょうか? それは、自分が思い描くものであると考えがちですが、大変な事でもやっているうちに、「自分には合っている」と気づかされることもあります。

    秋田で羊飼いになった若者

    秋田牧場で活躍する羊飼い

    羊飼いへのお問い合わせは

    羊は、どのように飼うのか?
    東京牧場への質問で一番多いものです。
    羊を飼いたいという目的はなんでしょうか?
    定年帰農、新規就農、自給志向、高級食材需要ねらい、自然生活志向、草刈り等々
    この本は、これから羊を飼ってみたいという人への質問に答えられる最適書だと思います。著者も素敵な方で編集者も東京牧場 檜原村まで取材に来られました。